1.企業における、視覚障害者のための、就労支援機器の普及の状況について
PCの文字の拡大機能やルーペなど、費用のかからないもしくは安価なものから、読み上げソフトなど費用のかかるものまで、さまざまな支援機器があります。
現実的には、費用のかからないものは採用しやすく、そうでないものは採用しにくいという傾向があります。
ですので、普及の程度については、一概に言えません。
残念なのは、費用が余りかからない場合でも、機器を使うというだけで、企業が引いてしまい、決まるものも決まらなくなってしまう場合です。
ですので、まずは、ご自身で必要な就労支援機器を明確にして、費用面をはっきり把握して、企業とコミュニケーションを取りながら、転職活動・就職活動を行うことが大切です。
当社としも、そこがはっきりしていると、その方を企業に売り込みやすくなります。
2.
全盲の方の就職の現状と今後
全盲の方の職種は、ヘルスキーパー(社内マッサージ師)もしくは事務職となっております。事務職は、メール中心の業務(採用の応募処理など)となっております。
ただし、残念ながら、現時点では、あまり多くの方が就労できていないのが、実情です。原因としては、全盲の方はあまりできる業務が少ない、との固定観念があるからです。
今後として期待しているのが、急成長を成し遂げている、ベンチャー企業です。
固定観念は持たず、チャレンジャー精神にあふれ、障害よりも人物を重視する傾向があるからです。当社も、多くの、すばらしい企業理念を持ったこのような企業とのお付き合いがあります。求職者の方にも、このような企業で働けるだけの、ハートを持った方が増えることを期待しております。
3.就職するために必要なこと
事務職の場合、PCと、場合によっては、電話ができることが条件になります。
視覚に障害がある方の場合、電話は問題ないわけですから、ぜひ、PCスキルは磨いてください。ワード、エクセル、Eメールは、少なくとも基礎レベルは、習得して下さい。ヘルスキーパーも、予約のやり取りや管理で、PCを使うケースも増えてきています。
それと、視覚に障害のある方のPCでの文章は、たまに誤字脱字が見受けられます。いろいろな大変な面があるとは思いますが、やはり、ビジネスですから、社会人の基礎として、しっかり、チェックをしてください。なお、視覚障害の方のパソコンのスキルアップ支援機関につきましては、ジョイがいろいろなネットワークを持っておりますので、ご連絡下さい。